【実機レビュー】パナソニック ビストロトースター NT-D700！使ってわかったメリット・デメリットを詳しくご紹介

家電の実機レビューを発信しています。あおいです。

今回レビューするのはパナソニックのオーブントースター「ビストロ NT-D700」。

「遠近トリプルヒーター」と「インテリジェント制御」で冷凍あつぎりパンもおいしく焼けると評判のトースターです。

ただ価格が約28,000円と高額なので購入をためらっている人もいるのではないでしょうか？

本記事ではパナソニック オーブントースター ビストロ NT-D700が値段に見合った“買い”のトースターなのかどうかを、「焼き上がり」、「使いやすさ」、「お手入れのしやすさ」の観点から徹底検証します！

パナソニック オーブントースター ビストロの外観と使い方

オーブントースター NT-D700はパナソニックの高級調理家電ブランド“ビストロ”シリーズの商品です。

カラーはブラックとホワイトの2色。

ビストロシリーズの特徴の1つであるモダンで高級感のあるデザイン。

スモークガラスで中が見えないのでオーブントースター特有の生活感がなく、洗練された印象を与えます。

本体サイズは横幅34.1cm、奥行き32.8cm、高さ26.9cm。

高さはありますが、横幅はコンパクトなので狭いキッチンでも場所を取りません。

庫内は食パン2枚焼きサイズ。

オーバル型のグラタン皿（11㎝×19cm）なら2皿まで同時に調理可能です。

付属品は受け皿ともち焼きあみの2つ。

受け皿は市販のチルドピザ（約23㎝）がちょうど入る大きさ。

もち焼きあみは網目が細かいのでおもちがたれにくく綺麗に焼けます。

受け皿ともち焼きあみを重ねて使えば、揚げ物も余分な油が落ちてカラッと温め直せます。

使い方

ビストロトースターの操作はとてもシンプル。

扱うのはダイヤル1つとボタン2つだけなので誰でも簡単に操作できます。

スタートボタンを押して電源を入れたら、ダイヤルを回してメニューを選択します。

1～15までは食材に合わせて火力やタイマーをトースターが調節してくれる自動メニュー。

ダイヤルを押してメニューを決定したら、焼き加減を5段階で調節します。

最後にスタートボタンを押せば調理が始まります。

調理スタートしたら、液晶画面に残り時間が表示されます。

温度とタイマーを自分で設定する場合は、「16.手動」メニューを選びます。

120℃～260℃まで8段階の中から任意の温度に設定します。

時間は30秒～25分まで設定可能です。

操作方法を動画で確認する

パナソニック オーブントースター ビストロのレビュー

ここからは「焼き上げ力」、「使いやすさ」、「お手入れのしやすさ」に着目して実力を詳しく検証していきます。

冷凍あつぎりトーストも中まであつあつに

ビストロトースターの特徴の1つが遠赤外線と近赤外線を組み合わせた「遠近トリプルヒーター」。

トースターの熱源としてよく利用されている遠赤外線ですが、外側をこんがり焼くのに適している一方、食材の中まで熱が届きにくいという性質があり、冷凍パンなどは外は焼けているのに中は生焼け…という課題がありました。

パナソニックがその課題を解決するため、遠赤外線に加えて採用したのが近赤外線ヒーター。

近赤外線は食材の中まで熱が浸透しやすい性質を持っているため、遠赤外線と組み合わせることで食材の中と外を同時に効率よく加熱することができます。

さらにトーストの焼き上がりの“質”にもこだわったパナソニック。

パンの薄さや状態（常温/冷凍）に合わせて火力を緻密にコントロールし、どんな食パンもおいしく焼き上げる「インテリジェント制御」を搭載しています。

実際に冷凍のあつぎり食パンを焼いて検証したところ、外はこんがりサクッと香ばしく、中までふわふわあつあつのトーストが焼けました。

焼き時間も常温トーストで2～3分半、冷凍トーストで5～6分と比較的早いので、忙しい朝も待つことなく朝食の用意ができます。

非の打ち所のない15の自動メニュー

「いつもトースターを何に使ってる？」と聞かれたら、

と答える方が多いと思いますが、ビストロトースターはこれら全部を自動で調理してくれます。

一般的なトースターは火力とタイマーを自分で設定するので、焦がしてしまったり、中までしっかり温まっていなかったりと失敗することもありますが、ビストロトースターならボタンを押すだけで完璧に仕上げてくれます。

焦げやすい明太フランスも、外側はパリッと香ばしく、中はふんわりホカホカにリベイクしてくれます。

衣がふやけてしまった揚げ物も、カラッと中まで熱々に温めなおすことができます。

中でも特におすすめなのが「じっくり焼きいも」メニュー。

低温でじっくり約1時間焼いた焼きいもは、ねっとりとした柔らかな食感と優しい甘さでまるで専門店の焼きいものよう！

パーツが丸洗いできて庫内の掃除もしやすい

最後にお手入れのしやすさについて検証します。

焼きあみとパンくずトレイは簡単に取り外しができて、丸洗い可能です。

汚れやすい扉の内側ですが、外枠とガラス面の境目やネジ部分に凸凹が多く、パンくずが溜まりそうなのが少し残念なポイント。

庫内は焼きあみを外せば、奥まで手が入るので隅々まで拭き掃除ができます。

パナソニック オーブントースター ビストロの気になる点

性能においては文句のないビストロトースターですが、価格については賛否が分かれるかもという印象です。

記事執筆時点でのAmazonでの価格は27,400円(税込)。

昨今人気の高級トースターの中でも最上位の価格帯に位置します。

しかし検証の結果、性能と使いやすさにおいてはまさに“トップオブトップのトースター”と言えるので、「せっかく買うなら間違いない商品にしたい！」という方には心からおすすめできる商品です。

逆に「どうしても価格に抵抗感を感じる…」という方は、ご自分がトースターに何を期待するか（パンがおいしく焼ける、お手入れがしやすい、コスパが高い等）を探りながら、他のトースターも検討してみることをおすすめします。

ビストロトースターを検討中の人におすすめのトースター

象印 EQ-JA22：コストバランスに優れた高品質トースター

タイガー KAT-A131：使いやすさと加熱力が魅力のマルチトースター

パナソニック オーブントースター ビストロのレビューまとめ

今回はパナソニックのオーブントースター「ビストロ NT-D700」をレビューしました。

優れた加熱力と充実した15の自動メニューで何でもおいしく焼き上げてくれるビストロトースター。

まさに「これ買っときゃ間違いないトースター」だと言えます。