家電の実機レビューを発信しています。あおいです。
旅行でホテルに宿泊する時、客室の電気ケトルは衛生面が心配ですよね。
Focustar ポータブル電気ケトルは軽量コンパクトで持ち運びができて、旅行や出張先で使えて便利だとSNSを中心に注目を集めています。
500mlペットボトルサイズで、カップ1、2杯分のお湯を約5~8分で沸かすことができます。
消費電力は300Wと少なくポータブル電源でも使えるので、車中泊やアウトドアでも活躍します。
今回は「Focustar ポータブル電気ケトル」の実機を用いて、実際の使用感やメリット・デメリットを徹底的にレビューします。気になる方はぜひ参考にしてください。
- 軽量コンパクトで持ち運びできる
- 約5~8分のスピード沸騰
- ポータブル電源で使いやすい300W消費電力
- 自動電源OFF・空焚き防止の安全設計
- うるさくはないが静音性は高くない
- メーカーの公式サイトがなく情報が乏しい
家電製品アドバイザーの資格をもっている家電大好きブロガーあおいが、気になる家電を自腹で購入し、実際に使って感じた感想を正直にシェアするレビューブログです。公式サイトの情報だけではわからない「実際どうなの?」を深堀りします!
Focustar ポータブル電気ケトルの外観と付属品
Focustar ポータブル電気ケトルは持ち運びできる小型電気ケトルです。軽量コンパクト設計なので、旅行や出張に持って行けて便利。職場のデスクや入院生活で自分専用ケトルとして使うなど、様々な用途で使えます。
カラーはホワイト、グリーン、イエロー、ピンクの4色。パステルカラーの淡い色合いがおしゃれです。
表面はマットでサラッとした手触り。六角柱のタンブラーのような形状をしています。
本体サイズは、幅8.8cm×奥行き8.8cm×高さ21cmで、500mlペットボトルと同じくらいの大きさ。本体の重さは約400gです。
鞄に入れて持ち運んだり、旅行用の収納ケースに入れてもかさばらないサイズ感です。
容量は一人分のお湯を沸かすのにちょうど良い350ml。コーヒーや紅茶を淹れたり、インスタントスープや小さめのカップ麺用のお湯を沸かすのに重宝します。
付属品は電源コードと取扱説明書のみ。電源コードの長さは約70㎝。取扱説明書は日本語と英語で表記されています。
商品仕様
容量 | 350ml |
本体サイズ | 約 幅8.8×奥行8.8×高さ21.5(cm) |
本体質量 | 約 400g(付属品を含む質量 約600g) |
定格電圧 | 110V |
消費電力 | 300W |
周波数 | 50/60Hz |
材質(内容器) | ステンレス鋼 |
Focustar ポータブル電気ケトルを実際に使ってみた
使用方法
ふたを開け、水をいれます。一度に沸かせる最大水量は350ml。350ml以上沸かすと熱湯があふれ出る危険性があるので注意。
ふたを閉め、密閉栓をあけます。密閉栓を反対側に回しておくと、湯沸かし中に穴が塞がる心配がありません。
本体に電源プラグを差し込み、コンセントに繋げます。電源ボタンを押して湯沸かしスタート。湯沸かし中はボタンが青く光ります。
湯沸かしが完了すると、ランプが消え自動で電源OFFになります。本体は二重構造なので、沸騰直後に持っても熱く感じますが、やけどするほどではありません。
Focustar ポータブル電気ケトルの使用方法を動画で確認する
沸騰スピード:カップ1杯は約4分30秒
今回は水温・室温ともに24℃で180mlの水を沸かししたところ、約4分30秒で沸騰しました。満水(350ml)でも8分ほどで沸騰しました。
1000W以上のハイパワー電気ケトルと比べると時間はかかりますが、個人的にはストレスなく使える早さだと感じました。
静音性:うるさくはないが、無音の空間では響くかも
Focustar ポータブル電気ケトルをオフィスや入院生活で使いたいという方は、湯沸かし中の音が気になると思います。
湯沸かしを始めると最初は無音ですが、2分程すると「コー」という音が始まり、電源が落ちるまでの間は「ゴゴゴー、ボコボコボコ…」と絶えず音がします。
騒音計を使って調べたところ、湯沸かし中の騒音レベルは50~55db(デシベル)ほど。55dbとは「騒音とは言えないが静かでもない」レベル。具体的には「エアコンの室外機、換気扇」などです。(参照:「騒音とは?環境省による定義と騒音となる基準の例を解説」)うるさいという程ではありませんが、無音の空間では音が響くかもしれません。
お昼休憩中など、周囲が多少ざわざわしている空間ではほとんど目立たない音量なので、使う場所とタイミングを検討してみるといいかもしれません。
保温性:真空断熱で多少の保温力はある
24℃の室内で蓋をした状態での保温性を検証したところ、温度変化は次のようになりました。
- 沸騰直後 92℃
- 30分後 74℃
- 1時間後 63℃
- 2時間後 52℃
沸騰直後の温度が何時間もキープできるほどの保温性はありませんが、真空断熱構造なのである程度の保温力はあります。2時間程度ならば白湯を楽しむこともできます。
Focustar ポータブル電気ケトルをポータブル電源で使う際の注意点
Focustar ポータブル電気ケトルは消費電力が300Wと少ないのでポータブル電源でも使いやすいのが魅力です。
ポータブル電源で使えれば、車中泊やアウトドアでも温かい飲み物やカップスープ、カップ麺が作れて寒い時期も快適に過ごせますし、災害時など万が一の時にも重宝します。
ただしポータブル電源で使用する場合の注意点として、定格出力300W以上のポータブル電源を使うことが重要です。ポータブル電源は、定格出力が電化製品の消費電力を上回っていないと使用できないので、使う前にポータブル電源の定格出力を良く確認しましょう。
Focustar ポータブル電気ケトルのFAQ
- Focustar はどこの国の会社?
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Focustarは2019年に設立された中国の家電メーカーです。2022年から日本市場に進出しており、Amazonや楽天などでポータブル電気ケトル、小型電気鍋、電動ミル、卓上ライトなどを展開しています。
2024年10月時点では公式サイトは見当たらず、外箱や取扱説明書にも会社情報は掲載されていませんでした。問い合わせをしたい場合は、ECサイトの問い合わせ窓口を通じて連絡する必要があります。
あおい製造元の情報が少なすぎるのはちょっと不安。。
- Focustar ポータブル電気ケトルは匂いが気になる?
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購入者の口コミの中には「金属臭がする」というコメントもあり、気になっている方もいるかと思います。
筆者が確認したところ、開封時は確かに若干の金属臭がしました。お湯に匂い移りするほど強くは感じませんが、気になったのでクエン酸水で湯沸かし→一晩放置→お湯を沸かして捨てるを2、3回繰り返したところ、匂いはほとんどなくなりました。
ケトルの匂いが気になるという方は、使用前にクエン酸洗浄をすることをおすすめします。
- Focustar ポータブル電気ケトルは丸洗いできる?
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Focustar ポータブル電気ケトルは丸洗い不可です。食洗機も非対応。内部は水洗いOKで、外側は濡らした布で拭いて汚れを落とします。内部の水アカには、クエン酸洗浄が推奨されています。
- Focustar ポータブル電気ケトルでカップ麺は作れる?
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最大容量が350mlなので、カップヌードルなどの小さめのカップ麺ならば問題なく作れますが、大盛りサイズのカップ麺やカップ焼きそばなどは容量が足りません。大きめのカップ麺を作るのにも使いたいという方は500mlの大容量モデルをおすすめします。
¥3,690 (2024/12/19 13:50時点 | Amazon調べ)ポチップ - Focustar ポータブル電気ケトルは海外で使える?
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Focustar ポータブル電気ケトルは日本の電圧に適合した仕様のため、海外では使用できません。海外で使用するためにはコンセント変換プラグや変圧器が必要です。変圧器不要・変圧プラグ付きの海外使用が可能なモデルもあるので検討してみてください。
¥4,739 (2024/12/22 19:17時点 | Amazon調べ)ポチップ - Focustar ポータブル電気ケトルに保証制度やアフターサービスはある?
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Amazonの問い合わせ窓口を通じて確認したところ、「原則として商品到着から30日以内の返品・交換は可能。初期不良があった場合は、ECサイトの問い合わせ窓口を通じて、カスタマーサービスにご連絡ください。」という回答でした。
あおい問い合わせしたところ数時間以内に返信がもらえ、レスポンスの早さと丁寧な回答が好印象でした。
Focustar ポータブル電気ケトルはこんな人におすすめ
Focustar ポータブル電気ケトルは次のような人におすすめです。
- 旅行や出張に電気ケトルを持参したい人
- 職場のデスクや入院生活で自分専用のケトルを使いたい人
- 車中泊やアウトドア用にポータブル電源で使える電気ケトルを探している人
- 災害用の低消費電力の電気ケトルを探している人
Focustar ポータブル電気ケトルのレビューまとめ
Focustar ポータブル電気ケトルの実機を用いて、使用感やメリット・デメリットをレビューしました。
旅行や出張に気軽に持って行けて、一人分のお湯がすぐに沸かせる便利な小型電気ケトルでした。300Wの低消費電力なのでポータブル電源でも使えて車中泊やアウトドア利用にピッタリで、災害時にも重宝します。
様々な使い方ができる便利な商品なので、気になる方は今回のレビューを元にじっくり検討してみてください。
- 軽量コンパクトで持ち運びできる
- 約5~8分のスピード沸騰
- ポータブル電源で使いやすい300W消費電力
- 自動電源OFF・空焚き防止の安全設計
- うるさくはないが静音性は高くない
- メーカーの公式サイトがなく情報が乏しい
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